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小林よしのり
2020.9.21 09:42日々の出来事

旅行の条件はPCR検査?

モーニングショーでまたPCR真理教をやってたが、
今後は旅行の条件はPCR検査になりそうだ。
旅行となると「自分が感染してるかどうか分からない」
不安になる心理って何だ?

体調が万全なら感染してないとわしは確信を持てるが、
玉川徹や番組のスタッフは「自分は感染していない!」
という確信も持てぬまま、テレビ朝日に出社してるのか?

会社の同僚や、友人や、都民には、感染させてもいいが、
東京都以外の者には感染させてはいけないと思うのか?

東京都内はどうせ汚染されてるから、都民には感染させても
いいが、地方は清浄な地だから感染させてはいけないと
思っているのか?

他人に感染させてはいけないという気持ちがそんなに
強いなら、東京都内を移動するときでも、毎日、あるいは
1週間に一度はPCR検査しなければならないはずだ。
それはやっていないのだろう?

ならば、都民には感染させていいが、地方には感染させ
てはいけないという理屈になる。
実に奇妙な感覚だ。

この感覚には、「東京都民はそこそこ汚れちゃってるけど、
田舎者は純朴で汚れてないからな」という選民意識が潜ん
でいるのではないか?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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